starressのブログ

日々の、出来事を何となく綴りたいと思います。

ウタ等

南総里美八犬伝では浮世絵、挿し絵など

多数有ります。

挿し絵から現代のアニメを

見てみようと思います。


○里美義実

国貞二代 「八犬伝犬の草紙之内里見義実」

嘉永5年(1852年)【浮世絵】

◆里見義実

 下総国結城の城に立て籠もって

打死した里見 季基(スエモト)の子。

落城によって安房へ逃れ、 

安房郡館山城主の安西氏と、

朝夷郡平館(ヒラタ テ)の城主麻呂(マロ)氏を

滅ぼして安房を統一した。


○伏姫

物語の舞台は室町時代の終わり、

里見家の姫・伏姫の持つ数珠から

八つの玉が飛び散り、十数年後、

玉と牡丹形の痣を持つ八人の若者、

すなわち八犬士が現れ、不思議な

霊力に導かれて互いに出会い

里見家のために戦います。

個性豊かな八犬士が困難を乗り

越え活躍する勧善懲悪の物語は

人々の共感を呼び、歌舞伎となり

、浮世絵が多く制作され、

「芳流閣の闘い」などの

名場面が生まれました。

1つ取っても芸術品ですよね。

ほんと着物の装飾も細やかで

八房の悦に浸った狂気の

表情が凄い迫力です。

これで伏姫は自分の物だと

言わんばかりです。


歌川国貞(二代) 

 八犬伝犬の草紙の内 

○里見息女伏姫


○金碗大輔

禁を犯して富山へ入り、

 八房を銃殺するも、伏姫をも傷つけて

自殺の 原因となったことから、

出家してゝ大(チュダイ) 法師と名乗り

飛び散った玉と八犬士を探す 旅をする。


○歌川国芳

作品名:「八房の霊」


八犬伝犬之草紙廼内」

○神余妾玉梓

宇田川豊国四代目

滝田落城時に彼女を捕らえた里見義実は

一度は助命を約束しながら金碗八郎の言に

従いこれを翻した。玉梓は

「児孫まで、畜生道に導きて、

この世からなる煩悩の、犬となさん」

との呪詛の言葉を残して処刑された。

その怨霊は里見家に仇なすことになる。

八犬伝犬の草紙之内

○網干左母次郎

作者:二代歌川国貞

製作年:嘉永5(1852)


○網干左母次郎(アボシサモジロウ)


もと扇谷定 正の近習。

浪人となって大塚に住み、

浜路を奪って逃げて、

犬山道節に殺される。


二代目歌川国貞

○八犬傳 犬の草紙帋逎 尼妙椿

1852年

数々の妖術を操る八百比丘尼。

蟇田素藤と夫婦になって彼を助け、

里見家を苦しめる。正体は昔、

犬の八房を育てた富山の牝狸。

玉梓の霊が取り憑いており、

恨みをその身に残す。


八犬伝犬の草紙之内

○「毒婦船虫」


丶大法師(鋺大輔) 伏姫と八房





○蟇六娘浜路

作者 国貞Ⅱ  八犬伝犬の草紙之内

年代 嘉永5年(1852年)



○浜路と犬山道節



歌川国芳

○犬山道節

1852年



歌川国芳

曲亭翁精著八犬士随一 

○犬村大角 -化け猫-

歌川国芳

曲亭翁精著八犬士随一 

○犬坂毛野

里見八犬士之内 犬坂毛野 

(役者絵)

歌川国芳

○犬飼現八信道

日付:1852

歌川芳艶

○本朝武者鏡 犬江新兵衛

1856年

一勇斎国芳

本朝水滸伝剛勇八百人一個 

○犬田小文吾悌

歌川国芳

義勇八犬伝

○犬川荘介


歌川芳艶

○犬塚信乃

弘化4年頃


歌川豊国(三代) 作

○「里見八犬伝 行徳入江の場」

里見八犬伝狗草紙之内 

○芳流閣上図

歌川国芳

○犬飼現八信道 犬塚信の戌孝

1852年

歌川芳虎

○庚申山の場 赤岩一角に化けた

怪猫と犬飼現八

1849-50年


南総里美八犬伝

アニメ化もされました。

自分の知りうる作品を掲載します。

○丶大法師と八犬士



○OVA THE八犬伝 


『THE八犬伝』は

曲亭馬琴(滝沢馬琴)

『南総里見八犬伝』を原作とした

OVA作品ですね、

色々な意味で衝撃的な作品でした。


1990年作品

と言う事で上の絵もですが、

下の4枚は全て"犬塚信乃"の絵です。

まあ、作り手が次々と変わるのだから

ストーリーは繋がっても作画

顔も特に"新章"は全然違います。

あの当時は許せない感じは

ありましたが、それ以上に凄い

物を見せられた感じはありましたね。


シーズン1のエピソードです。

AbemaTVより











THE八犬伝の新章



○新章 第4話

はまじ再臨

余りにも衝撃的過ぎて

最初は受け入れる事が

出来ませんでした。

画面アップの顔は

網干左母次郎

死んだはずの浜路が犬川荘助の

前に現れて、荘助は浜路への

切ない思いを告げ泣き崩れます。

荘助は信乃がいなければ···

と殺意を抱き始め狂気の歯車が

回り始める様が余りにも

切ないエピソードです。

信乃は熊避けの罠に落ちて

足に重傷を負い、村長の家で

生死の境をさ迷います。

そこで浜路に瓜二つの娘、

とんびに連れ去られた里美義実の娘、

浜路姫と出会います。

浜路姫に看病されながら

亡き浜路の面影を感じています。

  

泡雪奈四郎への横恋慕に

養父の村長は首を縦に振らず

武田家家臣 泡雪奈四郎の策略により

殺されました。

下手人として信乃に罪を

負わせますが、

手負いの信乃は浜路と雨の中

逃げる事になります。

そして運命の糸に

引き寄せられた様に犬川荘助と

犬山道節と出会います。

浜路を殺してしまった道節、

正気を失った荘助、浜路姫を

守る信乃とそれぞれの

思いが衝突し、

互いの刃で対峙する

衝撃的な作品でした。

何より顔が現実的過ぎて

信乃、道節、荘助が狂気じみた

おじさんにしか見えないのですが

それを上回る、迫力の映像が

全てを圧倒します。

重い刀を振り回すシーンは

まさに圧巻で現実の闘いを

見せつけられている様でした。


浜路姫に、死んだ浜路の魂が乗り移り

壮介にあることを告げます。

このエピソードが神回と言われる

理由が理解出来ます。



最終話は

網干左母次郎との決戦です。

玉梓は怨念と言うよりも

網干左母次郎に利用された存在

になっています。


犬塚信乃

犬江新兵衛

犬田小文吾

犬飼源八

犬村大角

犬坂毛野

犬山道節

犬川壮介

伏姫

THE八犬伝の

終わり方は····

ほろ苦く··とても切なく感じます


名刀"村雨"の行方に心が

温かくなり、それでいいんじゃない?

と同調してしまいます。



映画 『 伏 』



猟師として育てられた少女・浜路は、

祖父の死をきっかけに山を下り、

兄を頼って江戸へとやって来る。

浜路はそこで、人と犬の血を引き

悪事を働く伏と呼ばれる者たちの

噂を耳にする。


浜路は犬のお面をかぶった白い髪の

青年・信乃に出会い少しずつ

心を通わせていく浜路。そして、

浜路は兄を手伝い、伏狩りを始める

ことになる。

架空の水上都市・江戸を舞台に、

孤独な猟師の少女と、人と犬の血を引く

「伏(ふせ)」と呼ばれる者たちを

めぐる物語が描かれる。折りしも

江戸の城下町では、人と犬の血を引き、

人に化けて暮らす「伏」と呼ばれる

者たちによる凶悪な事件が勃発する。

伏を狩らねばならない猟師の少女と、

人に狩られる運命を背負った青年の

出会い、初めての想い、

そしてぞれの決断の物語。

浜路がハンターになり

"伏 "信乃を狩らねばならないと言う

切ないストーリー



八犬伝―東方八犬異聞―

あべ美幸による日本の漫画作品。

2005年~2024年と漫画は

今年の8月まで連載だったのですね。

映画"八犬伝"公開と

漫画の八犬伝―東方八犬異聞―

2024年は色々と節目の年なのですね。

ストーリー

5年前、突然広まった謎の疫病が、

他の村々に飛び火するのを防ぐために

焼き尽くされた大塚村。

その生き残りである、犬塚信乃、

犬川荘介、浜路の三人は村はずれの

教会で保護され静かに暮らしていた。

村の焼失事件以来、信乃と荘介には

特殊な能力が備わっており、

ある日その噂を聞きつけた帝国教会本部から

二人のもとに召喚状が届く、

翌日、教会に出迎えに赴いた者達を断ると、

その者達の主による画策で浜路が

攫われてしまう。信乃と荘介は

浜路を探しに行くため、

教会本部がある大都市・帝都へと発つ。

録画はしたのですが、実は未だに

見てません。

少しは見たのですが····

もう10年経過してたのですね。

八犬伝イヤーの、本年中には

見ようと思います。

八犬伝の挿し絵、浮世絵、アニメ

等の今昔でした。