starressのブログ

日々の、出来事を何となく綴りたいと思います。

大映妖怪3部作 妖怪百物語

大映妖怪三部作の1作目の

妖怪百物語

1968年(昭和43年)3月20日公開

最近、大映特撮映画を

テレビで放映していたので、

大魔人、ガメラ等懐かしく拝見していました。

そして、大映特撮と言えば妖怪百物語も

あるな~と思い出しておりました。


当時、大映はガメラと妖怪百物語と

2作同時上映でした。

なので、大映妖怪映画を思い出して

ノスタルジーに浸りたいと思います~。

当時は500円で映画を

見られたんですね。



●大映特撮映画大全より抜粋


大魔人で特撮と時代劇の見事な融合に成功した

大映京都は、その技術を生かし、

妖怪百物語を公開。

ポスト怪獣を狙っていた妖怪ブームの

重要な牽引役を努めた。

妖怪シリーズは大映時代に3作、

角川大映時代に2作が公開され、

どの時代の子供たちにも怖さと

ユーモラスさを振りまきヒットを飛ばしている。




●ストーリー

大映「妖怪」シリーズの第一弾。

一つの怪談を語るたびにロウソクを消していく

"百物語"から物語は始まる。悪徳商人・但馬屋が、長屋と氏神の社殿を取り壊して女郎宿を作る計画を立てた。長屋の住人は反対するが、悪代官と結託した但馬屋は強引に計画を進める。

百物語は、日本の伝統的な怪談会の

スタイルのひとつである。

怪談を100話語り終えると、

本物の物の怪が現れるとされる。

起源は不明だが、主君に近侍して

話し相手を務めた中世の御伽衆に

由来するとも、武家の肝試しに

始まったとも言われている。

●百物語のエピソード

男たち2人が、

魚を釣って殺生してはならない

言い伝えのおいてけ堀で、

鯉を釣り、小料理屋でその鯉を

食べていたら....

そこの女将がろくろ首に変わり

2人を首で巻いて発狂させた。

男の妻が一晩帰らぬ夫を探しに

おいてけ堀に行ったら

落雷で変わり果てた夫と、もう1人

の男も、死んでいたと言う話...

一つの話が終わり、ろうそくの火が話が

消された。

話が終る度に火が消され

最後には真っ暗になり本物の妖怪が

現れると言われている。



●妖怪百物語の妖怪たち。

Wikipediaより....


●置行堀(おいてけ掘)

本所七不思議のひとつ。



●人魂



●化け提灯

普通の提灯がこのお化けになり、

一瞬で飛び去る。




●河童

ぬいぐるみは次作『妖怪大戦争』(1968年)

のものとは別のもの


百物語の河童のイラスト

こちらは青河童、登録無し。

しかし百物語としてクレジットされている。



●うしおに

長い鬣と尾をもつ、獣のような三つ目の妖怪。普段は四足だが、直立歩行も出来る。堀田邸内をうろつく。最後の棺桶行列では、一番目の棺桶の前を烏天狗と二人で担ぐ。





●ひょうすべ

当時小学6年生の子役・河内保人が演じた。豊前守の屋敷に現れる。最後の棺桶行列では、行列の周りを喜色満面に飛び跳ねていた。



●一つ目小僧

当時小学6年生の子役・大川淳が演じた。豊前守の屋敷に現れる。最後の棺桶行列が出発する際に、門扉を開いて行列を誘導する。



●油すまし

子役の別府敏保が演じている。一声かけるとすべての妖怪が姿を消す。


妖怪百物語のイラスト


●ぬっぺっぽう

子役が入って演じた。豊前守の屋敷に現れる。最後の棺桶行列では棺桶は担がず、そばを歩いた。




●ぬらりひょん

子役が演じている。最後の棺桶行列では、

しんがりをゆったりと歩いた。





●火吹き婆

「左近の桜」に位置する妖婆。「吹き消し婆」とは逆の力を持つ化け猫妖怪。最後の棺桶行列では、二番目の棺桶の前を担ぐが、途中で後ろに回ってとんずらに手を貸す。



●青坊主

「右近の橘」に位置する妖怪忍者。『赤胴鈴之助 鬼面党退治』(1957年)に登場した「山犬神』の面を改造したもの。最後の棺桶行列では、行列の周りを喜色満面に飛び跳ねていた。





●烏天狗

『赤胴鈴之助 三つ目の鳥人』に登場した「鳥人」の被り物を『釈迦』(1961年)で再利用し、さらに今回改造したもの。豊前守の屋敷に現れる。

最後の棺桶行列では、最前列に立った。




●泥田坊

豊前守の屋敷に現れる。最後の棺桶行列では、三番目の棺桶の前を一人で担いで怪力ぶりを見せた。



●うまおに

地獄の獄卒。豊前守の屋敷に現れる。最後の棺桶行列では般若と二人で一番目の前を担いだ。



●般若

豊前守の屋敷に現れる。最後の棺桶行列では、一番目の棺桶の後ろをうまおにと二人で担ぐ。



●とんずら

地獄の獄卒。土佐光信の『百鬼夜行絵巻』から採られたキャラクター。最後の棺桶行列では、二番目の棺桶の後ろを担ぎ、途中で火吹き婆に手伝ってもらっている。



●陰摩羅鬼

地獄の獄卒。土佐光信の『百鬼夜行絵巻』から採られたキャラクター。豊前守の屋敷に現れる。最後の棺桶行列では、三番目の棺桶の前をおとろしと二人で担いだ。



●毛女郎

豊前守の屋敷に現れる。最後の棺桶行列では、おとろしに代わって途中から三番目の棺桶の前を担いだ。




●土転び

ぬいぐるみの中に演技者が3人入って動かした。劇場パンフレットによると「毛は、マニラ麻を染めて植えつけた苦心作」。





●のっぺらぼう

「置いてけ掘」でたたりに遭った浪人や、氏神社殿を取り壊した重助親分の目の前に、次々に知人たちが眼も鼻もない顔になって現れる。





●一角大王

妖怪の近習頭。火吹き婆と共に人間に化けて堀田邸に現れる。天井から逆さにぶら下がるなど身が軽い。最後の棺桶行列では3番目の棺桶を担いだ。



●白粉婆

但馬屋と重助親分を、甚兵衛殺しの場の掘割に足止めするために現れる。最後の棺桶行列では、列の最後尾をついて歩いた。



●おとろし

最後の棺桶行列では、三番目の棺桶の前を担いだが、途中で毛女郎と交代。






●ろくろ首

毛利郁子が演じた。毛利は次作『妖怪大戦争』(1968年)でも「ろくろ首」を演じている。





●一本足の傘(からかさ)




●狂骨

最後の棺桶行列では、列の周りをふわふわと漂った。人形の操演で表現した。三角布を額に着けており、次作『妖怪大戦争』よりもリアルな髑髏表現になっている。『妖怪大戦争』、『東海道お化け道中』の映画ポスターにはこの『妖怪百物語』版の写真が使われている。



●大首

但馬屋、重助、豊前守の3悪人とも、この妖怪との遭遇後に絶命する。







●姥ヶ火

頭だけの作り物が用意された。



●やまびこ

最後の棺桶行列では、詳細不明の小さな妖怪が3番目の棺桶の上に座っていた。


●のびあがり

光に先の尖った棒を投げると

そのまま投げた相手に突き刺さり

死亡した。

以上

妖怪百物語の登場妖怪でした。


門が開き

百鬼夜行が始まる?

からかさと何か話してます。


人魂も来て皆集まります。

棺には誰が入っているのでしょうか

そして何処へ連れて行かれるのでしょう.....

〆はぬらりひょんです。




妖怪百物語の解説でした。