ある日の出来事
当駅発の朝の同じ時間に
乗ってくるカップルがいました。
私はそそくさと椅子に座りますが
この2人はいつも向かい側のドア
に立ちながら話をしています。
男の子は爽やかなイケメンで
女の子は飾り気もない、地味な感じですね...
私は少なくとも1年近くこの光景を
私は見続けています。
同じ会社の同僚で一緒に出勤してるんだな~
そして同棲してるのかな?なんて想像してました。
そんな2人を毎朝、勝手に微笑ましく
眺めていましたね。
私は1駅目で降りてしまい他の路線に
乗り継ぎするので、この2人が何処まで
行くのかは知る由もありません...
しかし3ヶ月前くらいからパタリと
2人を見かけなくなっていました。
いつもの場所に、彼らが居ないのに
何処か物寂しく感じる自分がいました。。
始発に乗る度に、転勤したのかな....
あの仲の良さから別れるはずはないよな~
と、空の向かい側ドアを見る度に
感じておりました。
しかしある日
彼らはまた始発の電車に戻って来ました。
あ、何があったかは知らないけれど
向かい側のドアに立ち、
いつもの様に
自然に会話していました。
その姿を見て勝手に私は親の様に
安堵していました。
良かった~相変わらず幸せそうだね
お二人さん~。
一緒に乗車して変わった事が一つありました。
なんと同じ1駅目で彼らも降りたのです。
そして階段を登ると2人はそれぞれ別の方向に
消えて行きました。
彼らは私の事など全く知らないだろうけど
彼らとの再開に安堵し、勝手に幸せに
なれよと祈っている自分がおりました。
そして無性に嬉しくなり、次の電車に乗り継ぎ
満員の電車は走り出しました.....
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