starressのブログ

日々の、出来事を何となく綴りたいと思います。

ピートシンフィールド

ほばネツトより抜粋です。


ピートシンフィールド


初期のキング・クリムゾンで「作詞を担当する準メンバー」という極めて特異な立場で参加していた。ロック・ミュージックに壮大なスケールの世界観を持ち込み、バンドの方向性を決定付けた。



ピート・シンフィールドの詩作は、

どこか別の時間軸、別の世界、または中世ヨーロッパ的な世界観のある詩です。

現代の我々の暮らしている現代が舞台ではありません。

その詩作が作品全体を引っ張るかのように、アルバム自体が非日常的な雰囲気を持っています。

また、ステージでの照明効果も担当する。

1972年初頭にクリムゾンを脱退。



一年後の1973年にソロ・アルバム『スティル』を完成させる。(1993年にピーター・シンフィールド名義で、CD『スティルージョン』として再発売)



基本的にはミュージシャンでは無いが、1970年代前半のプログレッシブ・ロック・シーンに於けるピート・シンフィールドの業績は大きいと言える。キング・クリムゾンでの実績はもちろんだが、ロキシー・ミュージックのデビュー作『ロキシー・ミュージック』をプロデュースしたり、エマーソン・レイク・アンド・パーマーの『恐怖の頭脳改革』に作詞で参加したり、まだ世界的に無名だったイタリアのPFMをマンティコア・レコードで国際展開させるといった活動歴を残している。また、シェールやセリーヌ・ディオンの作品に歌詞を提供し、世界的な成功を収めている。





キングクリムゾン ”Islands”



発表後にRobert Frippに


解雇された


Pete Sinfieldのソロアルバム


” still“


全体を通して、か細い不安定な

歌唱力ですが、グレッグレイクの

stillにパートが代わると、

みるみる、世界が変わり

そこだけパッと明るく光が差して

来たような錯覚を感じます。



叙情的で、おとぎ話の様な世界観

はシンフィールドが描きたい景色

だったのでしょう。

クリムゾンキングの宮殿や

ポセイドンのめざめ

など、自分は大好きだったので

シンフィールドの解雇は残念で

なりませんでした。



エピタフ 歌詞



預言者の記した壁は

綻び ひび割れて


死神の鎌の上には

太陽の光が眩く輝


全ての人が

悪夢や夢と共に引き裂かれるとき


静寂が悲鳴をのみ込めば

誰が月桂樹の冠を手に


混沌がわが墓碑銘となろう

ひび割れ崩れた小道を這い



やり遂げれば寛ぎのなか微笑むこともできる

だが私は嘆きの明日を恐れている



そう私は嘆きの明日を恐れている


運命の鉄門の狭間に

時の種は蒔かれた



そして水が撒かれた

知りそして知られるものの手で



知識とは許されざる友

規律を定めるものがいなければ



全人類の運命は

愚か者の手に握られるだろう





In The Wake Of Poseidon」King Crimson 日本語訳



プラトン学派の師弟たちの冷静な目が

身体や地球の真実を巧みに得る

道化師の硬貨を入れると始動する無意味な猟の獲物が

オウムの身なりをした悪ふざけをせせら笑う

二人の女性が嘆き悲しむ

(その一人である)スカーレット・スクリーン(=紫の銀幕)夫人は

即興の劇的な雨を流す

夢の中の夕暮れに

ミッドナイト・クイーンは全ての人間の痛みを知る


風や炎や地球や水の中で

世界は天秤に掛けられる

風や炎や地球や水

変化の平衡点

世界は天秤に掛けられる

天秤に


主教の王様は審判の刃を振り回し

名もなき墓石群に「信(Faith)」の字を刻む

収穫する魔女たちは灰や砂を大量に蓄え

奴隷用のロープと鎖を無理やり引っ張る

彼らは炉辺で沸き立つ言葉を畏れ

饗宴を台無しにしようと立ち上がる

教会の側廊で狂人が彼に微笑みかけている間は

大したことは起こらない


社会態度や感情の強さを測る尺度を構築するナイフを研ぐために

英雄たちの手は命がけで駒を使い果たし

魔術師は明るすぎる先見の明で盲目になり

生きることを恐れて死をもたらす

人々が釘の代償を理解するまで

彼らの子供たちはイエス・キリストに跪く

私たちの母の周囲に全員が集うまで

地球は天秤のバランスを取りながら待っている





“風にかたりて...”






私は風に語りかける


言葉は全部運ばれていった


私は風に語る


風は聴かない


風には聴くことが出来ない.........






”ムーンチャイルド”



彼女を月の子と呼ぼう


湖の浅瀬で踊っている。


淋しい月の子


柳の陰で夢見てる


-中略-


ミルク色のガウンで風に乗る


日時計の輪に小石を落とし


夜明けの亡霊達とかくれんぼ....






”クリムゾンキングの宮殿”



月の牢獄の錆びた鎖は


太陽に砕かれる


道を行けば水平線が変わる



紫の笛吹はラッパを吹きならし


合唱隊が優しく歌う


古代の言葉の3つの子守り歌


深紅の王の宮殿のために....



中略


黄色い道化師は道化る事なく


そっと操り人形の糸をひく


人形達は踊り道化師は微笑む


深紅の王の宮殿で.....





と言った様な歌詞で、


後期のクリムゾンの特徴には


ピートシンフィールドの歌詞


の、残像は微塵も無い事が


伺えます。