starressのブログ

日々の、出来事を何となく綴りたいと思います。

ボズバレル

ボズバレル

           ( ネツトより抜粋です。)



1970年10月に当時属していたバンド、

ミラーズがロンドン・マーキークラブでの

ギグを最後に解散した後、

キース・ティペットによる60人編成の

ビッグ・バンド・プロジェクト、

センティピードへ参加。

この際、ロバート・フリップへ紹介され

プログレッシブ・ロックバンドの

キング・クリムゾンのオーディションを

受け合格。



メル・コリンズはこの時を振り返り

「ボズは60年代に、ボズ・ピープルや

サイドワインダーズでミージシャン仲間に

よく知られていた。オーディションに

来た時点で群を抜いていたので

即座に決りだと思った」と述べている。

この時キング・クリムゾンはベーシストの

オーディションで適任者がなかなか

見つからなかったが、たまたまベースで

遊んでいたボズをみたロバート・フリップに

ベースを訓練され、結局ボーカリスト兼

ベーシストとして参加することになった。



ボズがベース兼業になってからも

フリップは、旧友のジョン・ウェットンに

ベーシストとして加入を持ちかけたが、


「フリップがバンドで孤立してる為に

加入させられるなら今はその時期ではない」


とこの時はウェットンに断られている。

ベーシストを探し続けるフリップに対し、

コリンズとイアン・ウォーレスは

ボズのベース技術が向上している事を

理由にこのままの編成で行くよう

要望した。

しかし、スタジオ・アルバム


『アイランズ』



後に行われた北米ツアーが終了した春、

ロバート・フリップとの確執から他の

メンバーと共に脱退する。



・クリムゾン/アースバウンド 1972年発表。


頭から強烈に歪んだ音!

しかし「21st Century Schizoid Man」

の曲のカッコ良さは完璧に伝わった!

ロックの持つ原初的パワー、エネルギー、

スリリングさ、有無を言わせぬ圧倒的な何かを感じた。


他の誰とも違う、どんなスケールを使っているのかさっぱり解らないロバート・フリップのギター!強烈な叫びを上げるボズのヴォーカル!今まで未体験だったウネリを上げるサックス!とにかく混沌としてヘヴィなドラム!


〈Earthbound〉


side A


1)21st Century Schizoid Man


前述の通り私はこの曲をこのヴァージョンで初めて聞いた。クリムゾン初体験はまさに洗礼であった。


2)Peoria


ブルーズだかジャズだかのジャム・セッション。この時のクリムゾンはこんな事もやっていたのか!


クリムゾンの音楽に対する他のメンバーの反発か、嫌がらせか?気の毒なフリップ。

どこのバーに迷い混んだか?と言う音楽だな。


3)The Sailors Tale


「Island」収録曲。曲の後半がコード・カッティングではなくあの独特の音色によるソロになっている。非常に良いプレイである。これも又魅力的なヴァージョンである。


side B


4)Earthbound


またしてもどこかのジャズ・バーに入り込んだ。しかしサックスに続いてフリップのギターが入って来ると、そのプレイはジャズではない、

紛れもないクリムゾンの音楽である。


この組み合わせはまた新たな音楽を生み出している。


5)Groon


この曲も同様なのだが、フリップまでジャズ・ギターを弾いてしまっている。しかしサックス、ドラム共に1曲目に匹敵するパワーを放つ部分もある。


途中で曲の調性など吹っ飛んでいる。



(ちなみにこの後ボズはベーシストとしての

活動に比重が移っていき、バッド・カンパニー

参加後からはコーラス以外ほとん

歌わなくなった)。


クリムゾン脱退後はアレクシス・コーナーの

バンド、スネイプに参加。



その後しばらくはセッション・

ミュージシャンとして様々なセッションに

参加していたが、1974年に元フリーの

ポール・ロジャースとサイモン・カーク、

元モット・ザ・フープルの

ミック・ラルフスと共に

バッド・カンパニーを結成。

ボズは最後にオーディションで

ベーシストとして参加した。

バッド・カンパニーでは徐々に曲作りにも

参加を始めたが、オリジナル・メンバー

によるバッド・カンパニー解散後は

スタジオ経営のかたわら

ローカル・バンドでプレイする程度であった。

1986年には、ボーカルにブライアン・ハウを

迎えた再結成バッド・カンパニーに参加するも、アルバム1枚に参加しただけで、すぐに脱退。

目立った音楽活動からは一線を引いた。


そして1998年のオリジナル・メンバーによる

バッド・カンパニー再結成に参加し、

1999年には新曲4曲を含んだ

ベスト・アルバム

『バッド・カンパニー・アンソロジー』



発表に伴うツアーに参加し、

久々に表舞台に姿を現した。しかし、

2002年のバッド・カンパニーのツアーには

大規模なツアーに消極的なミック・ラルフスと

共に、本格的なジャズに没頭したいという

ボズ自身の理由で参加しなかった。


2006年9月21日、スペインの自宅にて心臓発作で死去した。60歳没。












King Crimson - 21st Century Schizoid Man - Marquee (1971) SBD