朝の通勤時、

階段を降りてたら、

ブルーのシャツのおじさんが

行く手を遮る形で割り込んで来て

そのまま勢い良くかけ降りて行った。

『何この人？』

危うく自分は、階段で

バランスを崩しかけ

まっすぐ駆け抜けて行く

ブルーシャツのおじさんを

目で追いながら、

階段降りて、直ぐに右に曲がり

ホームの停止線で、電車を待った。

朝なので待ち人はそんなに居ない。

隣のサラリーマンと俺と２人だ。

数分後、奥のホームからこちらに向かって

ずんずんやって来るおじさんがいた。

ブルーのシャツ.........

あ、あの割り込みおじさんだ。

なんか嫌な予感がした。

お気に入りの乗車口がなかったらしく、

まさかの、ここまでやって来た。

そして、何で俺の隣に来るの？

すかさず乗車口停止線の

中心に、どっかりと居座った

のだった。

俺とサラリーマンの２人しか

居ないのに、何で真ん中？

あり得ないんですけど！

そして、案の定、電車が到着したら

俺の前に立ちふさがり

我先に乗り込んで

席に座ったのだった。

停止線に２人しか居ないのに

なんで、センターを取る必要があったのかな？

そしてなんで、わざわざ俺の所に来るの？

一連の行動の世界にはおじさんしか

存在してないみたいで、回りの人は目に

入らない様でした。

『朝から参りました』