starressのブログ

日々の、出来事を何となく綴りたいと思います。

里美八犬伝 映画の歴史

(日本特撮幻想映画全集)見てたら過去

里見八犬傳は過去、5部作、3部作等が

作られていたんですね。

そして3部作には里見浩太郎さんも

出ていたんですね。

現代の3部作くらいで映画化して欲しい

なと思いました。




●八犬伝( 1913年)

日活 監督 牧野省三、主演 尾山松之助

恐らくこれが、映画初八犬伝と思われます。

凄い1913年なんですね。


●里見八犬伝(1937年)

今井映画、主演 尾山松之助

前、後編の2部作。


●トンチンカン八犬伝(1953年)


宝塚映画、監督脚本 並木鏡太郎

里見八犬伝を喜劇作家の秋田実が脚色。

「ちゃんばら手帖」の横山エンタツの他浅茅しのぶ、桃乃井香織、九重千鶴等宝塚のスタアや夢路いとし、喜味こいし、ミス・ワカサなど宝塚映画の常連コメディアンが出演している。



ストーリー

十数年前、里見家を滅して今は房総一帯を支配する安西景清の城下町。

かつては里見家の家宝、

いまは安西が秘蔵する村雨丸の名剣が

何ものかに盗まれたとあって

城下にものものしい警戒が布かれる。

当の犯人は旅館上総屋の下男荘助じつは

里見八犬士のひとり犬川荘助、

彼は侍女として城内に住みこむ

妹早苗の手引きで首尾よく主家の

遺宝を奪い返したものの、

詮議を慮かって武州浪人を装う

同志犬塚信乃に預ける。

上総屋の娘お浜は信乃に首ったけだが、

相手の真意がつかめぬ焦燥から、

信乃、荘助らを密告する。

役人の襲撃を一味の者はいちはやく避けたが、

替って捕まったのが旅の俳諧師金梧桐。

彼の勿体ぶった挙動や八犬士の特徴である

左腕の牡丹の痣

(じつは女中お鶴からつねられた痕である)

が動かぬ証拠となった。

彼を同志と誤解している信乃は、

密告の主がお浜と知って大いに怒る。

お浜は悲観のあまり自殺を計るが、

これを救った香具師塩谷達観斎は

前夜ふと手に入れた村雨丸を安西公に届け、

金梧桐を釈放させ、信乃の怒りを

解いてやろうとする。

が当の村雨丸が偽物だったため

達観斎は追われて城内を逃げまわる。

天守閣のてっぺんに登りつめた彼を

召捕れば釈放するといわれてしゃにむに

這い上った金梧桐も、達観斎も

シャチホコにしがみついたまま動けない。

が、折しも里見照姫を擁して

城内に攻込んだ八犬士はこれまた天守閣上に

安西を追いつめて、亡君の恨みを晴らした。


●『里見八犬傳』(さとみはっけんでん)

は、1954年に公開された

河野寿一監督の5部構成



第一部:1954年5月31日

第二部:1954年6月8日

第三部:1954年6月15日

第四部:1954年6月22日

完結篇:1954年6月29日


江戸時代の大衆作家滝沢馬琴の

長篇小説の映画化で、全篇が五部に分かれる。

脚本は「近世名勝負物語 黄金街の覇者」

の村松道平が書き、「雪之丞変化(1954)」

の河野寿一が監督する。

撮影は「雪之丞変化(1954)」

の松井鴻、音楽は「続水戸黄門漫遊記 

副将軍初上り」の高橋半の担当。

出演者は「新諸国物語 笛吹童子 第一部どくろの旗 第二部妖術の闘争 

第三部満月城の凱歌」の東千代之介、

中村錦之助、島田照夫、田代百合子、

「悪魔が来たりて笛を吹く(1954)」

の石井一雄、千原しのぶ、

「近世名勝負物語 黄金街の覇者」

の月形哲之介に、藤里まゆみなど。

(五部作)


1954年版のほうは、

五部作で三部作ものより詳しく

描かれているが、

千代之助と錦之助という

役者のイメージが私にはどうも

八剣士に合わない気がしてならなかった。




①『里見八犬伝 第一部 妖刀村雨丸』


監督 河野寿一 脚本 村松道平 

出演 

東千代之助(犬塚信乃)

中村錦之助(犬飼現八)

島田照夫(犬田小文吾)

藤里まゆみ(犬坂毛野)

月形哲之助(犬山道節)

小金井修(犬川荘助)

石井一雄(犬村大角)

小崎正彦(犬江親兵衛)

55分、公開 

1954年5月31日 モノクロ




②『里見八犬伝 第二部 芳流閣の竜虎』

監督 河野寿一 脚本 村松道平 54分 

公開 1954年6月8日 モノクロ




③『里見八犬伝 第三部 怪猫乱舞』

監督 河野寿一 脚本 村松道平 53分 

公開 1954年6月15日 モノクロ



④『里見八犬伝 第四部 血盟八剣士』

監督 河野寿一 脚本 村松道平 49分 

公開 1954年6月22日 モノクロ



⑤『里見八犬伝 完結編 暁の勝鬨』

監督 河野寿一 脚本 村松道平 44分 

公開 1954年6月29日 モノクロ



●妖雲里見快挙伝 前後篇(1956年)(1957年)

新東宝 監督 渡辺邦男 

主演若山富三郎



新東宝版の八犬士は

若山富三郎(犬塚信乃)

和田孝(犬川荘助)

小笠原竜三郎(犬飼現八)

鮎川浩(犬田小文吾)

沼田曜一(犬江親兵衛)

御木本伸介(犬村角太郎)

城実穂(犬坂毛野)

中山昭二(犬山道節)


ストーリー


前篇--長祿元年、

安房の滝田城主里見義実は隣国の

安西景連に攻められ、落城も旦日に迫る。

降伏の代償は義実と妻五十子の一粒種伏姫。

激昂する城兵にも安西は夜討ちで

皆殺しを企て、いさめる犬塚信乃も

却って怒りを買う。

義実は伏姫に、伝来の八つの水晶と

小玉百個を連ねた珠数を手渡し、

庚申山の旧臣犬田小文吾の許へ

逃れよとさとすが、伏姫はその夜、

一人、安西の許へ赴き、

その後を愛犬八房が追った。

失踪に驚いた里見勢は火の手が上った

安西陣に突入、八房にかみ殺された

景連の傍に伏姫を見出した。

彼女は珠数が身を護ってくれたと告げる。

瞬間、八個の珠は天空に飛び散る。

姫は、後日この珠を持参する

八勇士が里見家を守ると予言し絶命する。

犬塚信乃の鎧から孝の玉を見出した義実は、

家臣加入を承知させる。一方、

里見打倒の兵を挙げようとした

加大記は止めだてる犬川荘助を、

腹臣網乾左母二郎の取なしで入牢させる。

馬加と網乾は明年、

里見が関東管領足利成氏の許に運ぶ

名刀村雨丸を奪い取り、失脚させようと企む。

里見の領では仲睦じい信乃と浜路。

彼女に懸想した網乾は、行方不明の

兄犬山道節の消息を囮に誘い出すが、

通りかかった彼の情婦舟虫と

犬田小文吾のために失敗する。

村雨丸を持参した家老杉倉木曽之助と

信乃一行は途中、赤岩一角ら妖怪達に

刀をスリ換えられる。

成氏と馬加は刀のスリ換えを指摘、

責を負って杉倉は切腹。

他の使者も捕えようとする馬加に

一座は乱闘となる。玉の出現で結ばれた

信乃と成氏の家来犬塚現八は、

娘田楽の旦開野の小屋に逃れ、

彼女も同志と知る。

十五日の期限で村雨丸探索に努める

里見一族を滝田城に囲んだ馬加は、

義実を捕えんと城中に乗込み、

大乱闘となる。


完結篇--滝田城内は修羅場と化し、

義実は家臣や伏姫の亡霊に守られ

小文吾の隠れ家に逃れるが、

一角等妖怪の化けた五十子のため

連れ去られる。後を追う小文吾、

通りすがりの武士犬村角太郎、

信乃、現八達は、一味と乱闘の末、

一角を殺し義実を救い出す。一方網乾に捕えられた浜路は、兄道節や信乃、現八に救われる。

馬加の忠臣荘助も君臣の縁を切り、

志士らの許に来る。馬加は成氏に

村雨丸を奉呈し、安房の国守に任ぜられる。

五十子は犬江親兵衛に助けられて義実と再会、

ここに玉を所持する七人と

里見の残党四十名は義実らを守り

里見家再興の誓いを立てる。一方、

祝宴に事よせて成氏を招き毒害しようとした

馬加は旦開野に見破られてしまう。

旦開野こそは馬加大記に殺された

犬坂次郎左衛門の忘れ形身、犬坂毛野。

そこへ信乃、荘助、道節、現八、

小文吾らが現われる。

馬加、左母二郎、舟虫らは正義の刃に伏す。

再び里見の城趾。成氏は義実に己れの非を謝まり、改めて彼を安房の国守に任じた。




●『里見八犬傳』(日本特撮幻想映画全集より)

製作:1959年(日本) / 配給:東映京都


解説 河野寿一監督、東千代之介、

中村錦之助主演で1954年に東映が映画化した

滝沢馬琴の原作を、東映時代劇の看板監督・

内出好吉が再び映画化したもの。

前回は5部作の大作であったが、

今回は3部作構成。

東映若手スターの顔見世として製作されたもので、犬の八房の身体から8つの珠が四散し

八犬士の生まれるところから、

彼らの大活躍で里見の城が守られるまでが

描かれている。




①里見八犬伝


1959年8月11日公開

安房の国、滝田城城主 里見義実は

大蛇ヶ嶽で狩りの最中、

大きな蛇に飲まれかけている

子犬を助けた。

犬は八房と名付けられ2年後、

義実の

恩義に報いようと滝田城に

攻め寄せた扇谷定正の軍に

襲いかかって大活躍。

だがそこに義実に倒された

大蛇の娘である魔女、白比丘が出現。

八房は相討ちになり閃光と共に空に

散った。

ところがその体内から、

仁.義.礼.智.忠.信.孝.悌.の

宝玉が飛び出した。

天上からの声は


『その玉より生まれ出でる

八剣士が20年後、里見城の危機を救う』


と告げた。

滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の

映画化で、子供向け"東映娯楽版"

の第1弾。

犬塚信乃  伏見扇太郎

犬山道節  里見浩太郎

犬飼現八  尾上鯉之助

犬川荘助  高島新太郎

犬田小文吾  山手宏太郎

犬坂毛野  沢村精四郎

犬江親兵衛  大里健太郎

犬村大角  南郷京之助


特撮技術団を総動員し、妖蛇、

化け蝙蝠、怪猫、半蛇人、など

怪獣オンパレードでサービスを

展開した。


②『里見八犬伝 妖怪の乱舞』

監督 内出好吉、脚本 結束信二 57分 

公開 1959年8月19日 カラー

信乃と現八は漁師の犬田小文吾に助けられた。

一方、浜路を助けた犬川荘助は代官の部下に囲まれたが、妖術使いの犬山道節に助けられた。



荘助は旅芸人の犬坂毛野と出会い仲間であることを知った。信乃、現八、小文吾の三人は里山の山中で化け猫を退治し、化け猫に殺された犬村一角の子、大角とともに滝田城へ向かった。


③『里見八犬伝 八剣士の凱歌』

監督 内出好吉、脚本 結束信二 57分 

公開 1959年8月26日 カラー

八剣士は滝田城に入り、里見の城を滅ぼそうと企む扇谷一味との決戦に臨んだ。


私は、『里見八犬伝』の中では、この三部作が一番好きだ。足利に城郭での信乃と現八の決闘シーン、化け猫のおどろおどろしさが強く印象に残っているからだ。

主役の伏見扇太郎は、東映が必死に売り出そうとしていた若手だったが、時代劇の衰退とともにいつしか映画界からいなくなってしまった。

子どもながらも好きな俳優の一人だった。

と解説者の方が回想しておりました。




●里美八犬伝(1983年)


南総里見八犬伝を翻案した鎌田敏夫の

『新・里見八犬伝』を映画化した作品。

(Wikipediaより)


静姫 - 薬師丸ひろ子

里見家の姫。一族を殺された

里見家唯一の生き残り。


この後、ヨネヤマママコ扮する

フナムシの怪しに襲われます。



伏姫 ※声のみの出演 - 松坂慶子

100年前の里見家の姫で、

死に際に八つの霊玉を遺す。八犬士を導く。



(八犬士)

犬江親兵衛(仁) - 真田広之

孤児で百姓に育てられ、

侍に憧れて一国一城の主を狙って

静姫をつけ狙うも心を開いて行く。




犬山道節(忠) 

八犬士を集めるべく大角と

行動しているリーダー格の犬士。


行け~!行くのだ‼️道節が叫びます


犬村大角(義) - 寺田農

里見義実の家臣の子孫。


犬坂毛野(礼) - 志穂美悦子

唯一の女犬士。呪われし生まれつきで

「誰からも愛されず、誰も愛さず」

を信条に孤独に暗殺を生業として生きてきた。


犬塚信乃(孝) - 京本政樹

義妹の浜路と密かに想い合っていたが、

代官殺しの手引きをしたと勘違いされ、

浜路が自分をかばって叔父に斬り殺されたことに激高し、一族を斬り殺してしまう。


犬川荘助(智) - 福原拓也(子役)

成人だが、子供の姿をした犬士。異形の者たちが住む洞窟で育ち、人並外れた 聴覚を持つ。


犬田小文吾(悌) - 苅谷俊介

巨体で怪力の犬士。荘助と同じ洞窟で育つ。


犬飼現八(信) - 大葉健二

闇の軍団の侍大将で非道を繰り返していたが、玉を手に入れ、親兵衛が吹く伏姫の笛の音により、正義の心に目覚める。槍術を得意とする。


闇の軍団

玉梓 - 夏木マリ

100年前、毒婦として蟇田定包を操り民衆を苦しめていたために、里見義実らに焼き殺された。後に「御霊様」の力で妖艶な美貌の妖怪として復活し、血の池に入ることで永遠の若さを保っている。親兵衛は玉梓の次男の転生した姿であることが明かされる。



蟇田素藤 - 目黒祐樹

玉梓の長男。玉梓と共に焼き殺されたが、復活して里見一族を皆殺しにした。生まれ変わった姿は皮膚が焼けただれていたため、高貴な姫の皮膚を移植し、最後の皮膚として静姫を狙う。


妖之介 - 萩原流行

大蛇の化身。毛野を

「自分のために生まれてきた女」

と惚れ込み、我が物にしようとする。


浜路 - 岡田奈々

義兄である信乃を想い続け、

婚礼の席で代官が死んだことで

信乃と駆け落ちしようとするも

彼をかばって命を落とすが、

闇の軍団の配下として

八犬士の敵となってしまう。

岡田奈々 光ってましたね。


ストーリー

かつて蟇田領主、蟇田定包(ひきたさだかね)

は毒婦・玉梓(たまづさ)の色香に迷い、

酒池肉林と暴虐の限りを尽くしていた。

苦しむ領民の意をくみ取り、

里見義実(さとみよしざね)は、

彼らを討ちとったが、玉梓は最期に

呪いの言葉を遺す。まもなく、

玉梓の呪いか里見家は隣国の軍勢に

囲まれ落城の危機に瀕す。

力尽きた義実は飼い犬の八房(やつふさ)に

「敵将の首を討ちとれば娘の伏姫(ふせひめ)

を嫁につかわす」と戯言を投げかけ、

その夜、八房は見事に敵将の首を討ちとる。

君主たるもの約束を違えてはならないと、

伏姫を八房と共に山奥へと去らせるが、

伏姫を取り戻そうとした義実の軍の鉄砲のせいで、八房をかばった伏姫は死んでしまう。しかし死の直前、伏姫の体から仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉が飛び散り、伏姫は「百年の後、この光の玉は八人の犬士となって蘇り、里見の姫を奉じて玉梓の呪いに打ち勝つでしょう」と言い残す。



百年後、妖怪として蘇った玉梓、

息子の素藤(もとふじ)は、

里見家を攻め滅ぼす。

ただ一人落ち延びた里見家の静姫は、

玉梓の追手から逃れ、

その野望を砕くため戦いを決意する。

このとき姫は犬江親兵衛から

炭焼き小屋で食べ物を恵まれ、

女と分かり追いかけられるが、

犬山道節たちに護られるなど、

それぞれの運命により導かれた

八人の犬士が次第に集まる。

ところが静姫は、

さらわれて館山城に囚われてしまう。

集まった八犬士は

皆で館山城に向うが、

激しい反撃にあい、

犬士達の犠牲を乗り越えて

大広間にたどりつけたのは道節と

親兵衛の二人だけ。

道節が盾となり、親兵衛が静姫を解き放ち、

静姫は御霊様に矢を放つ。

玉梓や素藤はミイラと化し、

城は崩れ落ちる。こうして親兵衛は、

静姫を叔父の城へと届ける。

姫と別れた親兵衛が七犬士の墓を祀っているところに、静姫が駆けつけ「城へ戻らぬ」と言う。

躊躇する親兵衛だが、

七犬士の声に激励され、

静姫と生きていく決意をする。




これを最後に映画の実写化は

ありません。

1983年版は静姫と言う新しいキャラクターと

八犬士の境遇の全く違った設定でした。

玉梓の妖怪軍団VS八犬士と言う戦いでしたが

他の八犬士の存在が希薄で、一気に

詰め込んだ感じだったので、これも

3部作くらいにして人間ドラマも

盛り込んで欲しかったですね。


現代なら 3部作で‼️


犬塚信乃   吉沢亮

犬川荘助  鈴鹿央士

犬飼源八 松坂桃李

犬山道節  阿部寛

犬村大角 神木隆之介

犬田小文吾 鈴木亮平

犬坂毛野   西野七瀬

犬江新兵衛  山﨑賢人


この、メンバーで映画化!


俳優そんなに知らないので

知ってる名前出しただけです。