映画怪物を、見て来ました。

最初から怒涛の展開で目が離せません

でした。

教師の永山瑛大が胡散臭くて、

ヘラヘラ笑っている。

母親の安藤サクラが必死で

とても健気で

見てるこちらも応援してしまう。

校長の田中裕子はまるで

ロボットの様に、同じ言葉を

繰り返し会話にすらならない。

安藤サクラの息子は

先生に体罰されていたのか？

なぜ片方の靴がないの？

もしかしたら、クラス内でのいじめが

ある？

冒頭のビル火災は何故起きたのか？

誰が犯人なのか？

いじめの黒幕が生徒にいる？

などと憶測ばかりの冒頭からの

シーンでした。

校長の田中裕子は

孫を夫が間違って車で

引き殺したとされていますが、

実は夫が身代わり出頭したと

噂されてます。

仕事に復帰したばかりの

体罰事件に、心はここにあらずで

『申し訳ありませんでした。』

と繰り返すばかりで、

なぜ起きたのか、何が原因なのか

に一切触れません。

母親の安藤サクラは

息子を必死に守ろうとする

シングルマザーの孤独な

闘いになります。

ちゃらんぽらんな担任

瑛大に、機械仕掛けの校長

田中裕子相手に怒りは

頂点に達します。

その行動は一見、題名の

怪物を感じてしまいます。

全員の行動と、憶測が、

それぞれの心の怪物を成長

させてああなってしまったの

かな....なんて感じました。

永山瑛太は本当に体罰教師

だったのか...

田中裕子校長の沈黙の怪物に

支配されてなければ

或いは...と思わずにいられません..

この２人が、まさか....

そんな関係だったとは....

あの

白日夢の様な光景は希望

なのか幻想なのか...

全て大声で吐き出せと

安藤サクラの息子と

校長の田中裕子のシーン

２人の告白は楽器の轟音と

共に学校中に響き渡る...

安藤サクラと田中裕子との

共演はやはり、素晴らしかったです。

永山瑛太さん、誤解してました～

映画は終わり....

それぞれ何処へ向かって行くのでしょうか

判断はそれぞれの鑑賞者に

委ねられます...

自分は...そうなって欲しくなかった...

と言う思いで一杯でした。