starressのブログ

日々の、出来事を何となく綴りたいと思います。

狛犬巡り①大田区六郷神社

神社の狛犬巡りの最初は

大田区最古の狛犬が安置してある

六郷神社です。


ここは"東海道"として栄えた

六郷の渡しの跡地なそうです。

では鳥居を潜ります。



創建


社伝によると天喜5年(1057年)、

源頼義、源(八幡太郎)義家父子が、

この地の大杉の梢高くに源氏の白旗をかかげて

軍勢をつのり、石清水八幡宮に武運長久を

祈願したところ軍の士気が大いに高まり、 

前九年の役で勝利したため、凱旋後に

石清水八幡宮の分霊を勧請し八幡宮を

創建したとされる。江戸時代には

「六郷八幡宮」と称していた。



⭕️旧六郷橋の親柱


慶長5(1600)年に徳川家康により、

六郷(大田区)~川崎間に六郷大橋が

架けられてから、洪水の度に修復や

架け直しが繰り返されたが、

貞享5(1688)年の大洪水による橋の

流失を機に江戸幕府は橋を架けることを

断念し、明治に入るまで渡し船による

渡河が続いた。明治7(1874)年に左内橋、

明治16(1883)年に六郷橋が架けられたが、

いずれも大洪水で流失した。

 その後、近代化が進む時代に即応した

陸上輸送の強化を目的に、

大正14(1925)年、

タイドアーチ型(アーチの両端を真っ直ぐな

部材〔タイ〕でつないだもの)

「旧六郷橋」が架けられ、昭和59(1984)年に

現在の橋に架け替えられるまでの約60年間、

「陸路の帝都の門」、

国道15号のランドマークとして活躍し、

川崎の発展を支えた。



神門前の太鼓橋は、景時が寄進したもの

といわれております。



阿吽の狛犬像の由緒書きと

狛犬二体が園内に安置されて

おりました。

しかしその看板が邪魔して

阿像の狛犬が隠れてしまってます。


⭕️貞享2年(1685年)に六郷中町の人々が

願主となり、現世と来世の二世安泰を

祈って奉納しました。区内で最も

古いもので、石工は三右衛門と

刻まれています。区指定文化財。


左側の角があり口を閉じているのが

阿吽の吽像、狛犬ですね。

狛犬の分類のはじめ型と言われる

部類です。

右側は口を開いているので、

阿吽の阿像、獅子ですね。

最初はこの二体、社殿前に安置

されていたそうですが、今は

この中庭に収まっているのだそうです。

右側の呵形は耳を付け、高さ約45cm、

胴長約50cm。左側の吽形は角を3つ付け、

高さ約45cm、胴長約52cm

とあります。

おそらくこの灯籠もかなり

古い物なのでしょうね...

良く見ると獅子のたてがみと思われる

模様や前足の羽根の様な装飾や細かく

丁寧に施されてます。


この中庭の古井戸も大きく大胆な

石に囲われて、見応えがあります。

中庭から右手に本殿、六郷神社

があります。


本殿前に鎮座するのは今の阿吽像

狛犬、吽像。


右手は口を開いているので、

阿吽の阿像です。

阿吽の阿像には角はなく

現代型の岡崎狛犬です。

直立不動の護国型でしょうか?



昭和12年5月建立とあります。




では、六郷神社を後にします。


場所は京急本線六郷土手駅か

雑色駅から歩いて15分ほど

です。