starressのブログ

日々の、出来事を何となく綴りたいと思います。

狛犬巡り④ 武蔵中原大戸神社

武蔵中原の大戸神社にやって来ました。

凍てつく朝で風が冷たいです。





⭕️大戸神社の概要


大戸神社は、川崎市中原区下小田中にある

神社です。大戸神社は、世田谷吉良氏の

家臣内藤豊前の舎弟内藤内匠之助が

永正年間(1504-1521)に戸隠明神として

当地に創建したといいます。

明治39年に下小田中にあった稲荷社

天神社等を合祀しています。


大戸神社の狛犬、阿吽像は

拝殿前の狛犬は明治40年、日露戦争の

戦勝祝いに従軍兵士が奉納したもので、

大砲の弾を抱えている。

まさかこんな砲弾を持つ狛犬が

あったとは思いませんでした。

戦争、紛争が多く安定しない

世の中ですが、時代背景を

象徴した物として、貴重な狛犬

だと感じました。



明治40年10月吉日と記されて

おります。

巻かれた尻尾で平坦な印象です。

こちらは帯状の尻尾で

対照的です。



横から見た狛犬、阿吽像。


神社の境内から見た狛犬、阿吽像。


境内の木彫りの像も素晴らしい

装飾なので、写真に収めました。

漠と狛犬ですね。

こちらは龍でしょうか...

でも羽根が映えてるのでドラゴン?

こちらも羽根が映えてるので、

ドラゴンにしか見えませんが...

なんでしょうね?

カラス天狗でもないですよね。

いずれにしろ素晴らしい

作品です。

中に稲荷神社もありました。


ではここもお参りしましょう...


狐達は籠に守られておりました。



反対側からの鳥居です。


では大戸神社参拝致しました。

砲弾を持った狛犬は

驚きでした。

では、ここを後にします。



平和の礎

 川崎市長 金刺 不二太郎 書


 今は昔昭和6年満州事変に始まる一連の

大東亜戦争が20年8月痛ましくも玉音放送を

以て終結する迄日本は実に有史未曾有の

非常時でありました。此の間祖国の

平和の為に氏神大戸神社社頭より聖戦に

従軍したる者百有余名万里の波濤を越えて

各地に勇戦したがあゝ悲しい哉内30余名の

人々は酷寒の大陸に灼熱の孤島に草むす

屍水つく屍とあたら若き生命を散華して

再び故国の土を踏むことは無かったので

あります。

 やがて星移り年は変わって戦後の混乱も

漸く治まり独立日本に平和甦る此の時恰も

明治百年を記念し従軍生存有志一同を以て

戦歿者慰霊碑平和の礎を縁の

大戸神社境内に建て、国に殉じた今は亡き

友人たちの霊を慰め永しへに日本よ

平和であれと切に祈念するものであります。  昭和43年9月 建立

   従軍有志


大戸神社、武蔵中原駅より

東へ徒歩3分程で到着です。